 |
航海灯の種類・基準・取付位置・船検対応 |
 |
航海灯とは?
|
 |
航海灯とは、夜間や視界が悪いときに、自船の位置、進行方向、状態を他船へ知らせるための灯火です。赤、緑、白などの光で、相手船が避航判断をしやすくする安全装備です。
|
 |
航海灯は、なぜ必要ですか?
|
 |
航海灯は、夜間や霧、雨などで見通しが悪いときに、他船へ自船の向きや状態を知らせる重要な装備です。正しく点灯していないと、衝突事故や船検不適合の原因になることがあります。
- 船検が免除されるような小型ボートであっても、海上衝突予防法により夜間航行時には全周白灯などの灯火表示が義務付けられています。
|
 |
JCI認定航海灯とは?
|
 |
JCI認定航海灯とは、小型船舶検査で使用しやすいよう、基準に適合した航海灯として扱われる製品です。船検を受けるボートでは、国土交通省型式承認品や検査対応品を選ぶと安心です。
|
 |
各航海灯の取付け位置は?
|
 |
舷灯は左舷に赤、右舷に緑、船尾灯は船尾方向、マスト灯は船の中心線上、白色全周灯は周囲から見えやすい高い位置に取り付けます。光が手すりや装備品で隠れないことが重要です。
|
 |
第二種両色灯、バウライトの特徴と基準は?
|
 |
第二種両色灯は、赤と緑の舷灯を一体にした船首用の航海灯です。小型ボートで左右別々の舷灯を設置しにくい場合に使いやすく、前方左右へ自船の向きを知らせる役割があります。
- 水平射光角度:112.5度+112.5度=225度
- 垂直射光角度:50度
|
 |
第二種舷灯、ポートライト・スターボードライトの特徴と基準は?
|
 |
第二種舷灯は、左舷に赤、右舷に緑を表示する灯火です。相手船から見たときに、自船がどちらへ進んでいるか判断しやすくなります。取付方向と左右の色を間違えないことが大切です。
- 水平射光角度:112.5度
- 垂直射光角度:15度
- 右舷灯(スターボードライト)緑色
- 左舷灯(ポートライト)赤色
|
 |
第二種白灯、アンカーライトの特徴と基準は?
|
 |
第二種白灯は、360度に白色光を表示する全周灯です。小型船では停泊中のアンカーライトとして使われることが多く、周囲の船から見えやすい高い位置へ設置する必要があります。
|
 |
第二種三色灯の特徴と基準は?
|
 |
第二種三色灯は、赤、緑、白の灯火を一体化した航海灯です。主に小型帆船などで使用されることがあり、設置位置や使用条件に注意が必要です。船種と船検条件を確認して選びます。
|
 |
第二種紅灯の特徴と基準・用途は?
|
 |
第二種紅灯は、赤色の全周灯として使われる灯火です。一般的なプレジャーボートの航行灯というより、船の状態や用途に応じた特殊な表示に使われます。必要性は船種や用途で確認してください。
|
 |
第二種船尾灯、スターンライトの特徴と基準は?
|
 |
第二種船尾灯は、船の後方へ白色光を表示する航海灯です。後ろから近づく船に、自船の進行方向を知らせる役割があります。船尾方向へ正しく光が出る位置に取り付けてください。
|
 |
第三種マスト灯の特徴と基準は?
|
 |
第三種マスト灯は、小型船舶向けに使われる白色の前方灯です。船の中心線上に設置し、前方方向へ自船の存在を示します。対象船の全長や船検条件に合う製品を選ぶことが大切です。
- 光達距離(海里):3海里
- 水平射光角度:225度
- 垂直射光角度:15度
- 全長12メートル以上20メートル未満の小型船舶
- 光達距離: 3海里(約5.5キロメートル)以上
- 帆船には使用できません
|
 |
第四種マスト灯の特徴と基準は?
|
 |
第四種マスト灯は、より小型の船舶などで使われる区分のマスト灯です。製品ごとに対応する船の大きさや光達距離が異なるため、船の全長、用途、検査条件に合わせて確認してください。
- 光達距離(海里):2海里
- 水平射光角度:225度
- 垂直射光角度:15度
- 全長12メートル未満の小型船舶・帆船
- 光達距離: 2海里(約3.7キロメートル)以上
|
 |
船舶用閃光灯の特徴と基準・用途は?
|
 |
閃光灯は、一定間隔で点滅する灯火です。一般航行用の舷灯や船尾灯とは役割が異なり、作業船、特殊用途、警戒表示などで使われる場合があります。使用可否は用途と法令確認が必要です。
- 紅(赤)色→危険物を運送している船舶
- 黄色→潜水作業船、トロール漁業
- 白色→衝突防止用ライト
- 青色→夜間の海難防止用補助灯
- 点滅サイクル: 一定の間隔で毎分120回以上の閃光
|
 |
航海灯のスイッチは、どのように選べばよいですか?
|
 |
航海灯用スイッチは、航行中、停泊中、消灯を分けて操作できる構成が便利です。誤点灯を避けるため、表示ラベル付きスイッチや専用パネルを選び、ヒューズ容量も確認してください。
- ON(停泊中)-OFF(消灯)-ON(航行中)の3WAYスイッチ
|
 |
航海灯の国際基準とは?
|
 |
航海灯の色、射光角度、見える距離、取付位置は、国際的な衝突予防ルールに基づいて決められています。日本の海上衝突予防法も国際規則に基づいており、世界共通の考え方です。
|
 |
外国製の航海灯は船検に対応できますか?
|
 |
外国製でも基準に合う製品はありますが、日本の小型船舶検査で使えるかは別確認が必要です。船検を重視する場合は、国土交通省型式承認品やJCI検査対応品を選ぶと安心です。
- PERKO製・HELLA製・ATTWOOD製・AQUASIGNAL製の航海灯
- 新艇輸入時に検査が通過していれば外国製でも継続して使用できます
|
 |
LED航海灯を選ぶメリットは?
|
 |
LED航海灯は、消費電力が少なく、発熱が少なく、球切れしにくい点が魅力です。ただし、明るければよいわけではなく、射光角度、灯色、光達距離、承認番号の確認が必要です。
- 基準より明るすぎると大型船と誤認される可能性
- 旧認定航海灯のバルブをLEDに変更することは法に抵触する場合があります
|
 |
航海灯の取付で失敗しやすい点は?
|
 |
電圧の違い、左右の色間違い、上下逆取付、手すりやアンテナによる光の遮り、配線の防水不足がよくある失敗です。取付後は、夜間に前後左右から見え方を確認すると安心です。
|
 |
航海灯のメンテナンス方法は?
|
 |
定期的に点灯確認を行い、レンズの汚れ、割れ、曇り、配線の腐食、接点不良を点検してください。塩分が付いた場合は真水でやさしく洗い、乾燥後に端子部の防錆対策を行います。
|
 |
伊吹工業の会社概要とマリン業界の立ち位置とは?
|
 |
伊吹工業は、大阪市に本社を置く船舶用警報装置、汽笛、航海灯、船内警報装置などのメーカーです。創業は大正11年で、船舶の安全航行を支える製品を長く展開しています。小型船舶用LED航海灯や汽笛分野で知られ、国内マリン業界では船検対応品を供給する信頼性の高い専門メーカーとして位置づけられます。
|
 |
小糸製作所の会社概要とマリン業界の立ち位置とは?
|
 |
小糸製作所は、自動車用照明器を中心に、航空機部品や電子装置などを製造販売する日本の照明機器メーカーです。マリン分野では、小型船舶用LED船灯を展開し、第二種舷灯、両色灯、白灯、船尾灯などを供給しています。照明技術を背景に、船舶の夜間航行安全を支える国内主要メーカーの一つです。
|