クリーナハル超音波防汚保護システムは、業界をリードするテクノロジーと最新のトランスデューサーテクノロジーを利用しています。広範囲の周波数で複数の非常に特殊な周波数バーストを放出することにより、システムは藻類の成長やフジツボから船体、シャフト、舵、プロペラ、ウォータージェット、スターンドライブなどを保護するとともに、シーチェスト、タンク、ボックスクーラー、パイプネットワーク、バルブをクリアに保ちます。
日本では、電気を利用した「海洋生物付着防止装置(MGPS/AFS)」が有名で、システムは違いますが、多くの船舶や施設給排水配管で既に使用され実績を上げています。このモデルは、プレジャーボート専用に設計された製品です。
船底塗装工事の回数が大幅に減らせます!
超音波防汚技術は、超音波トランスデューサー技術とデジタル電子機器の組み合わせにより、さまざまな周波数で音波の複数のバーストを同時に放出します。その結果、船体から放出される超音波は、正と負の周波数の交互の圧力が発生し、微細なキャビテーション気泡の環境を作り出します。
これらの絶え間ない微細なエアポケットは、生成と崩壊を繰り返し、藻類などの単一細胞の微生物の側壁を変形破壊させ、船体の回りに非常に独特なシールドバリア環境を成形します。
キャビテーションには、船体を清潔に保つのに役立つスクラブ効果という追加の利点があります。初期の藻類の成長を取り除くことは、フジツボや藻類を餌とする他の海洋生物のさらなる成長のための食物連鎖を阻害し、藻類やフジツボが生息できない環境を効果的に作り出します。
船底塗装工事の前や後にかかわらず、海上係留時でも穴を空けることなく設置できます。
但し、期待できる防汚効果は船底塗装工事完了からとなりますので、次回の船底塗装工事完了までには設置することが必要です。相乗効果と考えて下さい。無塗装はおすすめしません。
【日本における超音波防汚技術の研究状況】
- 超音波による海水配管内の防汚(論文)---防衛大
- 水門設備向け海生生物付着防止技術の開発(論文)---IHI
- 超音波による船底防汚に関する研究(報告書)---旧運輸省
- 船底防損スマートメンテナンス技術基盤---国立研究開発法人
- 藍藻のアオコ制御のための超音波照射---筑波大学応用生化学研究所
- ※上記は、昭和・平成の過去の研究途上報告となります。
365日、超音波で藻類・微生物の船体付着防止!
- CleanAHull超音波防汚システム
- DUALタイプ ※トランスデューサー2個
- コントロールボックス本体:W201xL121WxD55mm
- 電源:DC12V/24V
- 電流:420mA/280mA
- 1時間当たりDC12V/0.65A(8W) ※常時マリーナ充電装置設置船向
- トランスデューサー:60xH60mm 120g ケーブル各10m
- トランスデューサーパワー:50W以下
- 周波数:19〜70kHz ※1秒間に19,000-700,000回 ※害虫駆除類似周波数
- 設置間隔:5m以内
- 対応場所:船体(FRP、スチール、アルミ)、海水配管、ストレーナー、ドライブユニット、スラスター、ラダー
- 下処理:船体及びドライブやラダー等は、防補塗料が塗布されている必要があります。
- 対応ボートサイズ:30ft(9m)以下 ※喫水線レベル
- 船体を海上に浮かべた状態で設置が出来ます。
- 消費電力は、1時間420mAとLED1個レベル
- マリーナ係留時、電源があれば24時間365日稼働できます
- 環境に優しく、人間には無害、船体に付着する生物以外には影響がありません。また、船体内の機器に影響を及ぼしません。音波のため防蝕亜鉛にも影響しません。
パッケージ内容
- 1 xCLHUQ制御モジュール
- 2 x CleanAHullトランスデューサー(モデルCLH-T50)各10mのケーブル
- 2 xCleanAHullトランスデューサーフットプリント
- 1 xJB溶接エポキシキット
- 1xロックタイト515
- 1x取扱説明書/インストールマニュアル
- コントロールユニット防水性能:IP65
- トランスデューサー防水性能:IP68 ※ビルジによる水没可能
- ※木材を除くすべてのタイプの船体材料(厚50-70mm)に適しています
- 船体に穴を空けることなく設置ができます。
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コアードハル(コア材積層構造ハル)の場合は、表面を削る加工が必要になります。
- 後付の場合、配線や取付が困難で理想の配置ができない場合、非対称または特に必要と思われるエリアに設置して下さい
- 陸電ポスト及び充電設備が無く、太陽電池バネルで運用する場合は、50W以上の設備が必要です。要相談。
- オーストラリア製
- 日本代理店物
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ご購入前に必ず取扱説明書をご覧ください
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最近、トローリングオーナーに人気?
超音波防汚装置を作動させながらトローリングをするとカジキが寄ってくるというユーザーの声がありました。
過去に「マーリンマグネット」という超音波発生集魚装置がありました。
船底に設置することでカジキ類の好きな音波を発生する装置です。
調べてみると一部の周波数が防汚装置の周波数とかぶっているようです。
この集魚装置は、1996年以来、数多くのトーナメントでの勝利に使用されており、テレビのドキュメンタリー、雑誌の記事の題材となった商品です。
真偽確認で試して見ますか?
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身近に存在する超音波技術製品にメガネクリーナーが挙げられます。
規模と利用方法が違いますが、容器を振動させる代わりに船体ハルに発信器を取付けることで、
この技術を応用しています。
FRPハルにトランスデューサーを設置する方法
船底塗装工事時に設置可動、12カ月後の船底の状況 ※オーストラリア
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