係留しているボートオーナーにとって毎年シーズン前に避けて通れないのが船底塗装作業です。 一見して大変なように思えますが、数人の手伝いがあれば、まったく初めての方でも簡単に塗装することができます。 仮に専門業者に依頼すると4000円/ft前後の塗装費用(塗料代別)がかかりますが、自分でやれば0円ですみます。 25ft前後のボートであれば半日もあれば作業終了です。 塗装を1回もしていないボートについては、船底塗料を塗る前に塗料接着プライマーを塗ってから作業して下さい。 塗料の分量など船底塗装工事について、ご質問があればお気軽に弊社にご相談下さい。
船底塗装工事に必要な道具
ローラーセット(人数分)
マスキングテープ(必要量)
作業衣、軍手、タオル(人数分)
ケレン(金属スクレーパー)
サンダーマシン(任意準備)
高圧洗浄ポンプ(任意準備)
防触亜鉛(交換用)
必要な塗料種類
プライマー塗料(新艇)
船底塗料(ボディー用ローラー)
船底塗料(ドライブ用スプレー)
船底塗料(プロペラ用ハケ)
船底塗装工事の順番
船底及びドライブに付着しているフジツボや海藻類の除去作業。ケレンなどスクレーパーでほとんど除去できます。
高圧洗浄ポンプによる水洗い作業。残った細かい付着物を水圧を利用してはじき飛ばして下さい。マリーナであればレンタルをしているところもあります。
サンダーマシンを使用した塗面仕上作業。さらに滑らかにしたい方はサンダーによる表面処理をおすすめします。
マスキングテープによる塗装範囲限定作業。喫水線より少し上の位置にてテープを張ります。
ローラーによるボディー塗装作業(基本2度塗り)少し乾いてから2度塗り作業をして下さい。
スプレー塗料を併用したドライブ塗装作業。ローラーでは塗りにくい細かい場所はスプレー式塗料を使用します。
ハケを使用したプロペラ専用塗料の塗装作業。通常の塗料では剥げてしまうので専用塗料がおすすめです。
塗装後、数時間以内に着水させること。乾燥させる必要はありません。
ドライブやプロペラは特に重点をおいて作業する必要があります。 ドライブの細部塗装には、
スプレー式防汚塗料MPX
、 プロペラの塗装には、
ペラクリン塗料
を使用して下さい。 スタンドライブの場合は、防触亜鉛(ジンクアノード)を定期的に交換することをおすすめします。
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