船内クッキングとギャレーまわりの考え方
アウトドアレジャーでの豪華な食事と云えば、魚介類や肉を豪快に焼くバーベキューがもっともポピュラーである。
ただし、マリンバーベキューの場合、通常はボートのアフトフロアー部分、つまりエンジンルームなどの上にある小スペースで行うことが多い。
特に炭焼きバーベキューをするためには当然専用グリルは必要であるが、今流行のレール用やロッドホルダーに接続できるグリルセットのように、海側に出ているものを使用しないと、何かの拍子で炭が船内に落ちて燃料などに引火する恐れがあるので十分注意が必要だ。
そこで今回は、キャビン内でのクッキングスタイルを、ギャレーまわりを中心に考えてみたい。
輸入艇のギャレー装備と陸電システム
22フィート以上のクルージングタイプのボートのギャレーには、電気コンロや冷蔵庫、温水器が設置されていることが多い。
特に輸入艇は、陸電システムまたは発電機を使用することで快適なアメニティー空間を提供できることを前提に設計されているので、標準装備になっている。
この陸電システムには、バッテリーチャージャー機能も備えている。
しかし、陸電設備の少ない日本のマリーナでは、それらのギャレー装備を使用することができないのが大半だ。
電気コンロの代わりに卓上ガスコンロを利用したり、冷蔵庫の代わりにクーラーボックスを利用した経験が少なからずあるはずである。
30Aコンセントを15Aへ変換する方法
そこで、面白い工夫を実践しているオーナーがいるので紹介する。
電気コンロや冷蔵庫が設置されているボートには、必ず陸電用のアウトレットがボートの横についているのはご存知だろうか。
これを活かすことができれば、キャビン内での調理や設備を利用することが可能だ。
ショアパワーアクセサリーの専門メーカーであるマリンコ社から、ボートの3口30Aコンセントを日本の一般的な2口15Aコンセントに変換できるアダプター104Aがあるので、是非活用していただきたい。
このアダプターを使用することで、ギャレーまわりの諸問題は解決する。
但し、2口15Aコンセントがある以上、陸から100V電気を取るか、発電機がないと使用できない。
小型空冷発電機を利用する方法
そこで、よく大工道具センターなどで見かける小型空冷発電機を利用するのである。
縁日の屋台などで使用されているので、出力パワーには問題ない。
100Vの電圧を800W程度出力するものならば、10万円でお釣りがくる。
重さは10kg前後なので片手でも持ち運べ、燃費についてもガソリン1リッター当たり1時間前後と経済的だ。
発電機の設置場所と使用上の注意
発電機の設置場所は、バウデッキかトランサムステップに防振ゴムを敷き、その上に載せて使用する。
キャビンに入れば、思ったほど音や振動は少ない。まさに快適空間の誕生だ。
100V電源が使用できるので、貴方のアイデアと工夫次第で、よりボートライフがエンジョイできるはずだ。
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