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連載第19回/自動操縦できるオートバイロットを考える

自動操縦装置オートパイロット 友人の34フィートクラスのセーリングヨットで油壺にあるシーボニアから江ノ 島までのショートクルージングを楽しんだときの事だった。風を推進エネルギー に変えて進むセーリングヨットは、当然、風上正面には進むことは出来ない。こ の日は、西の風だったので数回タックしないと目的地に着けないとスキッパーの 彼は言っていた。私は、セーリングヨットはモーターボートと違って案外不便だ ななどと思いながらコックピットを監察した。そのヨットのマストには、所狭し と取り付けられているデジタル風向風力計やデジタル速度計など最新鋭の電子機 器が取り付けられていた。最近のセーリングヨットにはほとんど取り付けられて いるという。方角がコンマ1度違うだけでもヨットレースにおいては大変重大な 事らしい。スキッパーの彼は、なにやらデジタル表示されている横のボタン類を 幾つか押したと思ったらステアリングから手を離してしまった。しかし、方角は 一定のままで安定した帆走している。このヨットはオートパイロット機能を搭載 したヨットだったのだ。オートパイロット、略してオーパイ(飛行機なのでよく 耳にする自動操縦のこと)の原理を聞くとコンパスやGPSからの電気的な信号 をデジタル化しスタアリングを制御する装置だと簡単に説明してくれた。少しで も船があらかじめ設定した方角からそれて帆走すると自動補正するのだそうだ。 通常は、コンパスとにらめっこしながら小一時間程度同じ方向にひたすら舵をと るのが当たり前。私は、無人で右に左に勝手に動いているステアリングを見なが らヨットの世界は結構発展しているものと感心した。果たして、モーターボート にもこんなに便利な自動操縦ができるのだろうか。それはモーターボートの世界 にも存在していた。現在のところ日本のプレジャーボートではほとんどお目にか かった事がないアイテムだが、米国の雑誌の広告などでは頻繁に紹介されている。 目的の方位を設定するか現在の方角の状態でシステムをオートに切り替えること で船首は与えられた方位に固定して運行を始める。単純にそれだけの機能ではあ るが長距離を運航するユーザーにとっては便利なアイテムと云えるだろう。セッ ト後は、GPSや魚群探知機を確認しながらコーヒーでも飲んでいればいい。但 し、セーリングヨットではないので高速でのオーパイ航行には十分な注意が必要 だ。堤防や岸壁に突っ込んだらしゃれにならないぞ。

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