冬のボートキャビンで感じる寒さ
私は、冬になると恒例の行事として、メンテナンスを兼ねて、仲間とボートのキャビンで「おでんパーティー」をやることにしている。
シーズンオフだからと云ってボートに遊びに来てエンジンをかけてあげないと、春になってエンジンの機嫌が悪くなるからだ。
キャビン内に「おでん」用のポータブルコンロを持ち込んでしばらくすると、狭いキャビンの空気はすぐに暖まってくる。
壁を触ってみる。非常に冷たい。
断熱材の入っていない厚さ数ミリのFRPは、外気の味方らしい。
まるで雪でこしらえた「かまくら」で遊んでいるような気分だ。
キャビンを常時暖かくできたら、どんなに楽しいだろうか。
キャビンを暖めるには空気を暖める
誰しもがキャビン内にヒーターでも設置してはどうかと考えた事があるはずだ。
FRPを暖めることは、夏でない限り難しい。
そこで、空気を暖める事を考えてみよう。
エンジン熱を利用するウォーターヒーター
自動車のヒーターは、エンジン熱を利用して車内に暖気を送っている事はご存知だろう。
ボートについても、エンジンの熱を利用して暖を取ることはできないのだろうか。
そこで今回ご紹介するアイテムが、ウォーターヒーターというユニットである。
アメリカ製の輸入クルーザーによく装備されている小型の汎用ユニットで、大部分の国産クルーザーにも取付が可能だ。
熱量は概算で25000BTU〜36000BTUと比較的暖かい。
ウォーターヒーターの仕組み
マークルーザーやボルボのエンジンなどの冷却系統にウォーターピックアップアダプターを取付け、暖められた冷却水の一部を利用して使用する。
自動車のラジエターをイメージすれば想像がつくはずだ。
ユニットの中には小型電動ファンが付けられており、スイッチを入れることでこのファンが回り、暖かい空気をキャビン内に送る仕組みだ。
ユニット内を通過した水は、再びエンジンの冷却系統内にもどされる。
価格は、ユニット本体が3〜4万円と云ったところ。本体の他にアダプターとホースが必要だ。
ポータブルガス暖房を使う場合
その他に私は、ポータブルガスコンロをキャビンのテーブルで点火させて置く方法で暖を取っている。
但し、すぐに空気が悪くなるので、換気に気を付ければ簡単な方法と云えよう。
同じ様な方法で製品化されているものに、ワームというカセットボンベ式の暖房器具もある。
インバーターで家庭用暖房を使う方法
また、12ボルトバッテリーに変圧装置であるインバーターを取り付ければ、家庭用の100ボルト電気ストーブやセラミックヒーターが使える様になるので試して頂きたい。
但し、バッテリーを使い過ぎることがあるので注意すること。
キャビンは暖かくなったが、バッテリーが上がってエンジンが回らなければ洒落にならないぞ。
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